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【参加レポート】「見る」側から「つくる」側へ。北海道・八雲町の熱狂に飛び込む、八雲山車行列2025・本祭


夏の夕暮れ、心地よい風が吹き抜ける北海道八雲町。どこからともなく聞こえてくる太鼓の音と、高揚感に包まれた人々の声。

「八雲山車行列」は、単なる観賞用の祭りではありません。そこにあるのは、外から来た私たちを「仲間」として迎え入れてくれる温かさと、一つの山車を動かす一体感。

今回は、2025年7月4日〜5日に開催された「八雲山車行列」の本祭に参加したレポートをお届けします。


1. 祭りの核心:なぜ、私たちは山車を引くのか

八雲山車行列は、町民が手作りした色鮮やかな山車が街を練り歩く、八雲町最大級のイベントです。

このプログラムが大切にしているのは、「一過性の観光」ではなく「地域の一員になる体験」

都市部で暮らす20-30代の若者、世界中を旅するノマドワーカー、そして移住を検討している方々。多様なバックグラウンドを持つ私たちが、地域の方々と肩を並べ、同じ汗を流す。

「伝統を守る」という大層な言葉よりも先に、目の前の山車を引く必死さと、沿道の笑顔に応える喜びが、いつの間にか八雲と自分を深い部分で繋いでくれる——。そんな、人生の1ページに刻まれるような価値を届けるために、このプロジェクトは動き出しました。


2. 祭りの熱狂を感じる、5つのハイライト

  • 五感を揺さぶる、手作りの山車夜の街に浮かび上がる、精巧に作られた巨大な山車。その明かりの下に集まると、自然と背筋が伸びます。自分たちが引く山車の圧倒的な存在感に、祭りの始まりを実感します。
  • 「ヨイショ!」の掛け声で生まれる一体感重い山車を動かすのは、全員の呼吸。地域の方々、海外から来たゲスト、そして私たち。言葉の壁を超え、リズムを合わせて綱を引く瞬間、心の距離がぐっと縮まります。
  • 街全体がステージになる「YOSAKOI演舞」沿道の声援を受けながら踊るYOSAKOI。練習の成果を出し切り、街の空気を震わせる感覚は、日常では味わえない全能感に満ちています。
  • 沿道の笑顔と「お疲れ様」の言葉山車を引いて歩いていると、近所のおじいちゃんやおばあちゃんが手を振ってくれます。「頑張ってるね」「ありがとう」。その一言で、ここが自分の「居場所」のように感じられるから不思議です。
  • 熱気が溶け合う、祭りのあとの「語り」2日目の夜、心地よい疲労感の中で行われる打ち上げ。地域のキーマンや同世代の仲間と、ビールを片手に夢やライフスタイルを語り合う時間は、何にも代えがたい宝物です。

3. 当日のタイムテーブル

読者の皆さんも、来年の自分を想像しながらチェックしてみてください。

<7月4日:本祭1日目> 覚醒する街と心

  • 18:30 開会式:町全体が静かな興奮に包まれる瞬間。
  • 19:00 本祭スタート:いよいよ山車を引いて街へ。夜道に輝く山車の美しさは格別です。
  • 20:30 1日目ゴール:初日の達成感とともに、心地よい疲労感に浸ります。

<7月5日:本祭2日目> 深まる絆と最高のフィナーレ

  • 17:00 演舞披露:最高のパフォーマンスを。街の人たちの熱気も最高潮に。
  • 18:30 本祭2日目スタート:昨日よりも息の合った掛け声が響き渡ります。
  • 21:00 打ち上げ・交流会:地域の人、旅人、移住者が混ざり合う、この旅で最も深い時間。

4. 結びに:次は、あなたの番です

「いつか地方と関わってみたい」「二拠点生活ってどうなんだろう?」

そんな風に思っているあなたにこそ、この八雲山車行列の「綱」を握ってほしいと思っています。

ここでは、あなたは「お客さん」ではありません。一緒に祭りをつくり、この街の伝統を明日へ繋ぐ「当事者」です。

八雲の街で出会う多様な生き方、そして地域の人々の熱い想いに触れることで、あなたのこれからのライフスタイルのヒントが見つかるかもしれません。

「また来年も、八雲で会おうね」

そんな約束が自然と生まれるこの場所で、私たちはあなたを待っています。


Feb 02, 2026 Updated