冬の寒さが残る北海道を離れ、柔らかな風が吹き抜ける沖縄・那覇へと向かいました。
そこで出会ったのは、単なるイベントという言葉では括りきれない、命の躍動と静かな決意が混ざり合う「ミチシルベ2026」という場所でした。
心と体で、沖縄の「いま」と「未来」を呼吸する
「ミチシルベ」は、世代やセクター、そして地域という垣根を越え、多様な人々が響きあう複合型イベントです。
会場に一歩足を踏み入れれば、第一線で活躍する登壇者たちの言葉が心に波紋を広げ、伝統的な組踊や平和劇が魂を揺さぶります。色鮮やかなマルシェの香り、そして土地の記憶を辿るツアー。
それは、情報の摂取ではなく、五感のすべてをひらいて「心地よい未来への一歩」を自らに問いかける、濃密な体験でした。
言葉に宿る「チカラ」と、掲げられた旗
なぜ、いまこのプロジェクトが必要なのか。
それは、人の想いと言葉には、私たちが想像する以上の「チカラ」があるからです。
言葉は、良くも悪くも、意図せずとも、進むべき方向を指し示してしまいます。
分断が広がる世界、混迷が続く日常。ネガティブな想像に引きずられそうになる今だからこそ、発起人である比屋根さんは、ありたい未来を言葉にし、仲間と共に「ミチシルベ」という旗を掲げたのだと感じました。
「平和と調和」
この美しくも、実現の難しい言葉を、決して諦めない。
全国各地から「共創」を志す仲間たちが沖縄に集ったという事実そのものが、私たちにとっての大きな希望でした。
「ミチシルベとは何か?」
その問いに、まだ一言で答えを出すことはできません。
けれど、一つ確信したことがあります。大切なのは、この問いに向き合い続けること。
「この時代に、この場所で、共に生きているわたしたちは、今よりも豊かな社会を未来に引き継いでいくために、何ができるのか?」
響きあい、深まる3つの物語
ミチシルベ2026は、単発の催しではなく、らせん状に理解と体感を深めていく構成になっています。
1. Opening Day:視野をひらく
本篇に先駆け、沖縄の「チムグクル(肝心・真心の意)」に触れる時間。社会課題の現場、歴史、科学、そして食。それぞれのフィールドを巡る対話を通して、自分の中の凝り固まった視点が解き放たれていくのを感じます。
2. Resonance Day:響きあう
「株式会社沖縄県」を合言葉に、セクターを超えた人々が集結する日。トークセッションや音楽、マルシェ。多様な個性が共鳴し合う会場の熱気は、明日を生きるエネルギーへと変わっていきます。
3. Deepening Day:静かに深める
興奮のあとに訪れる、静かなリトリートの時間。自然の中を歩き、生まれたばかりの気づきやつながりを、自分の内側へとゆっくりと浸透させていきます。
未来へのタイムテーブル
参加した誰もが、自分だけの「ミチシルベ」を見つけ出すための3日間。
あなたなら、どの時間の中に自分の姿を見つけるでしょうか。
| 日程 | プログラム名 | 内容のイメージ |
| 2/11 – 2/13 | Opening Day | 社会課題、歴史、食のフィールドワーク。対話を通じて沖縄の「深層」に触れるツアー。 |
| 2/14 | Resonance Day | ミチシルベ本篇。トーク、ワークショップ、マルシェ。多様な個性が響き合うメインイベント。 |
| 2/15 | Deepening Day | まち歩き、ネイチャーリトリート。気づきを自分自身の中に落とし込む、静謐な時間。 |
最後に:道南から、沖縄へ想いを寄せて
道南で私たちが取り組んでいる「地域を編み直す」作業と、沖縄で見た「未来を共創する」姿。
形は違えど、土地を愛し、次世代に豊かなバトンを渡したいという願いは同じでした。
来年、あなたもこの「ミチシルベ」の輪の中に加わってみませんか?
沖縄の風に吹かれながら、自分の内側にある「心地よい未来への問い」を一緒に見つけに行きましょう。