「毎日、パソコンの画面ばかり見ている気がする……」
「子どもには、もっと教科書の外にある『生きた体験』をさせてあげたい」
ビルに囲まれた都会の生活。便利だけれど、ふとした瞬間に感じる「このままでいいのかな?」という小さな違和感。そんな想いを抱える都市部に暮らす親御さん、そして好奇心旺盛な小学生たちが、夏の終わりの北海道・八雲町(やくもちょう)に集まりました。
2025年8月27日〜28日、1泊2日で開催された「北海道型ワーケーションモニターツアー」。
そこにあったのは、観光地を巡るだけでは決して味わえない、「暮らしの温度」に触れる特別な時間でした。
1. 私たちが「八雲」で届けたかったもの
八雲町は、日本で唯一「日本海」と「太平洋」の二つの海に面した町。酪農、農業、漁業。ここには、自然と対話し、汗を流して生きる人たちの確かな営みがあります。
今回のツアーは単なるレジャーではありません。
親子で自然から学び、家族全員で「地方で生きる選択肢」を肌で感じること。「いつか帰ってきたい」と思える第二の故郷(関係人口)への第一歩を届けるために、このプログラムは企画されました。
2. 五感で触れる、八雲の日常。4つの物語
① 牛の瞳に映る、命の重み(和牛農家でのお世話体験)
最初に向かったのは、八雲の広大な大地で和牛を育てる農家さんのもと。出迎えてくれたのは、照れくさそうに笑う温かな酪農家さん。
「さあ、まずはこの子たちに触ってみて」
そう言われて恐る恐る手を伸ばすと、牛の体は驚くほど熱く、力強い鼓動が伝わってきました。藁(わら)の乾いた匂い、牛が鼻を鳴らす音。
「いただきます」の本当の意味を、親子で静かに見つめ直す時間となりました。

② 木の呼吸、手のひらの記憶(木育マイスターによる木工体験)
午後は、八雲町のお隣、森町の「木育マイスター」の指導のもと、木工体験を実施。
道南で育った木材を削ると、ふわりと爽やかな木の香りが立ち上ります。
「木にも一つひとつ個性があるんだよ」
マイスターの言葉を聞きながら、子どもたちは夢中でヤスリをかけ、親御さんはその真剣な表情を優しく見守る。完成した作品は、滑らかでどこか優しい手触り。それは、道南の森の一部を自宅へ持ち帰るような、温かなお土産になりました。
③ 大地の恵みを、火を囲んで(地元食材の贅沢BBQ)
日が傾き始めると、お待ちかねのBBQ。
目の前に並ぶのは、八雲町特産の肉、獲れたての海鮮、そして採れたての瑞々しい野菜たち。炭火でじっくり焼いた肉や魚は噛むほどに旨味が溢れ出し、野菜は驚くほど甘い。
「美味しいね」と笑い合う声が響く中、食を通じてこの土地の豊かさが身体中に染み渡っていくのを感じました。
④ 宇宙と繋がる、静寂の時間(星空観察会)
夜、明かりを消すと、そこには満天の星空が広がっていました。
都会では決して見ることのできない、こぼれ落ちそうな星の数々。星空ガイドの解説に耳を傾けながら、草木を揺らす風の音と、虫の音だけが聞こえる世界。
「私たちは、こんなに大きな自然の中に生きているんだ」
そんな開放感に包まれながら、一日の終わりを静かに噛み締めました。
3. ツアーのスケジュール
| 時間 | 内容 | 備考 |
| 14:00 | 和牛農家でのお世話体験 | 命の温もりに触れる |
| 15:00 | 宿泊施設チェックイン | 廃校活用施設「ぺコレラ学舎」 |
| 16:00 | 木工体験 | 創造のじかん |
| 18:30 | BBQ | 地元食材を堪能 |
| 20:00 | 星空観察 | ガイドによる解説付き |
| 2日目 | ||
| 08:30 | 朝食 | 八雲町の牛乳 |
| 10:00 | 解散 | また、この場所で会いましょう |
4. 「正解」は一つじゃない。八雲で見つけた新しい視点
参加した親御さんからは、こんな声が聞かれました。
「東京で働き続けることが当たり前だと思っていたけれど、こうして自然と共にある暮らしを見ると、心が解きほぐされるのを感じました。いつか二拠点生活も考えてみたいです」
地方で生きることは、都会に比べれば不便なことはたくさんあります。
でも、そこには、豊かな四季があり、手触りのある繋がりがあり、何より「人間らしい時間」が流れています。
私たちは、いつでもあなたを待っています。
観光客としてではなく、共にこの町で生きる「仲間」として。
次回のツアーで、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。
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